甘いニヒリズム

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「甘いニヒリズム Archives 3」2016年9月24日渋谷系的二元論 柴田聡子

こんにちは
本日は 「甘いニヒリズム Archives 3」です。
柴田聡子さんについて書きました。

渋谷系的二元論」
というのは
人は世の中のもの何でも2つに分けて考えがち
(参照:アズテックカメラの「ナイフ」)
ということに立って考えた "世の中のものを渋谷系的なものとそれ以外のものに分ける"
という論じ方で、
当時「渋谷系的だな」と思ったことを書く記事に対して
作っていたカテゴリです。
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渋谷系的二元論、ネタはたくさん考えてるんですがなかなか更新できずすみません!
今日は、柴田聡子さんです。
この方の代名詞と言うべき、まずはこの曲、聴いたことなければ是非聴いてみて!!
歌詞がものすごく印象にのこります。この人もまた、渋谷系的天才(深い意味なし・造語です)だと思う。
(今年はカープ優勝したので、柴田さん的にも当たり年だったりして??)
カープファンの子−柴田聡子


"カープファンの子" 柴田聡子@shibuya O-nest 2013.1.4


短い歌詞をリフレインするので、とても印象に残ります。
まるで、フリッパーズギターの1stの海に行くつもりじゃなかったの曲たちのよう。
あのアルバムの曲もリフレインが印象的ですよね。
僕がこの柴田聡子さんという人の歌に出会ったのは、
今年の8月28日夢の島競技場で行われた
ワールドハピネス
https://spice.eplus.jp/articles/70410 というフェスのオープニングアクトでした。
出会い頭の衝突は衝撃が強いものというべきか、
登場して、突然ギター片手に滔々と歌い上げたこの「カープファンの子」を聴いて、
なんて滑らかで心地よいメロディなんだろう、と思ったと同時に
歌詞に「ん??」
っていう違和感があった。


あの子に子供が生まれる前に
私に子供ができる前に
もっともっとひどいこと 考えておかなくちゃ

えっ、「ひどいこと」??
聴き間違いじゃないよね?

ギター弾けないからヴォーカルで

って、柴田さん自身は間違いなくギター弾けてるわけで
これは誰か別の女の子のことを歌ってる
つまり、これって
"妬み"なんだ 。
(可愛い子だからというだけで、ちやほやされる存在に対しての。)

こんな大勢の前で、妬みの歌を歌い上げる、という構図に気付いた時
なんて面白い人だ、と思って一気に好きになりました。
で、渋谷系的に注目すべきは柴田聡子さんのCDの
この題名とジャケットです
海へ行こうか−柴田聡子
f:id:kiriyamamanabe:20190111141133j:plain

海へ行くつもりじゃなかったわけでもなく、オザケン海へ行くでもなく、
球体が音楽を奏でるわけでもなく、
海へ行こうか、なんですね。
最近、とりあえずiPod繋いだらこの海へ行こうかを聴いてます。
EP仕様なので短くていいですよ。
そして柴田聡子さんは僕と同じ北海道生まれなんですよね。そういうところにも、何か共感を誘うものがあるのかもしれない。
渋谷系的に注目のアーティストです。
さて、次回もなるべく近いうちに、溜まってる渋谷系的二元論のネタ書いてしまいますねー。
Bye-bye!
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柴田聡子さんはこの記事の後
「神保町視聴室」 というハコで
「神保町ひとりぼっち」 という引き語りのライブにいって
こんなにもいいライブというものがこの世に存在するのか・・・!
って感激して涙しました。
このライブは偶数月(隔月)で定期的に開催されているライブです

いつか好きな人と一緒にまた聴きにいきたい^^
また、ワールドハピネスはすんごく良いフェスでした。
METAFIVE,、電気グルーヴ,スチャダラが出たと思えば
奇妙礼太郎水曜日のカンパネラ、そして柴田聡子さんなど
このフェスで出会ってズキュンと心を射抜かれてしまった
アーティストがたくさんいらっしゃいます。
またやってくれないかな。